インプラント治療とは?

インプラント治療は、失われた歯を人工の歯根と歯冠で再現する先進的な治療法です。 この治療により、自然な見た目と機能を取り戻すことが可能になります。 特に、噛む力が自然な歯に近く、長期的な解決策として選ばれています。

治療のプロセス
  • 初診と診断: 最初に患者様の全体的な口腔(お口の)状態と健康状態を詳しく診断します。
  • 手術計画: CTスキャンを用い骨の量や神経の位置を確認し、インプラントの埋入位置を決定します。
  • インプラント埋入手術: 局所麻酔下で行われる手術で、選ばれたインプラントを顎の骨に埋め込みます。
  • 回復期間: 数ヶ月にわたり、インプラントが顎の骨にしっかりと結合されるのを待ちます。
  • 人工歯の装着: インプラントに人工の歯を装着し、最終的な調整を行います。

具体的な流れ

1

初診とカウンセリング

治療を始める前に、歯科医師との詳細なカウンセリングが行われます。この段階で、現在のお口の状態を把握し、健康状態やアレルギー歴などの既往歴を確認します。 必要に応じて、X線撮影(CTスキャン)を行い、正確な診断を行います。

2

治療計画の作成

診断結果をもとに、個々の患者に合わせたインプラント治療計画を立てます。この計画には、使用するインプラントの種類、治療の期間、必要な手術の回数、費用の見積もりが含まれます。

3

手術の準備

手術日が決定したら、患者さんは手術に向けて準備を始めます。これには、事前の健康チェックや必要に応じた薬の処方が含まれます。

4

インプラントの埋入

手術は通常、局所麻酔を使用して行われます。インプラント(人工歯根)を顎の骨に埋め込みます。このプロセスは、患者さんの状態によって数回に分けて行うこともあります。

5

結合期間

インプラントが顎の骨にしっかりと統合されるまで、数ヶ月の結合期間を設けます。この期間中、一時的な義歯を使用することもあります。

6

人工歯の装着

結合が確認できたら、インプラントに人工歯(クラウン)を取り付けます。最終的な調整を行い、噛み合わせや見た目の確認をして、治療は完了となります。

7

アフターケア

治療後はインプラント周囲の清掃指導や定期検診を通じて、長期的な健康を維持します。


よくある質問(FAQ)

  • Q

    インプラントの耐久年数はどのくらいですか?

    A

    インプラントの耐久年数は、適切なケアと定期的な検診によって大きく左右されますが、一般的には15年以上とされています。適切なケアと定期的な歯科診察を受けることで、長期的に維持することが可能です。

  • Q

    インプラント治療は保険が適用されますか?

    A

    インプラント治療は一部の条件下で保険適用の可能性がありますが、通常は自由診療となります。具体的な保険適用については、保険の種類や治療計画によって異なるため、詳細は当院までお問い合わせください。

  • Q

    手術後の痛みはどの程度ですか?

    A

    インプラント手術後の痛みは個人差がありますが、多くの患者様は手術後数日間で痛みが軽減します。手術後には適切な鎮痛剤を処方し、日常生活に影響がでないようにケアをしていきます。

  • Q

    インプラント治療の失敗リスクはありますか?

    A

    インプラント治療にはリスクがあります。喫煙などの習慣や糖尿病などの特定の疾患に罹患している場合は成功率が低下する可能性があります。治療前には十分な診断とリスク評価を行い、患者様ごとに最適な治療計画を立てることで、リスクを最小限に抑えます。

  • Q

    インプラントのメンテナンスにはどのようなことが必要ですか?

    A

    インプラント埋入後、長期的に良好な状態を維持していくためには正しいブラッシング技術と定期的な歯科診察が不可欠です。当院では、インプラントの周囲を清潔に保つ方法を指導し、定期的にプロフェッショナルクリーニングを行います。また、3~4ヶ月に一度の定期検診をお勧めしており、その際にはインプラントの状態を詳しくチェックします。